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2019年06月07日 [FAQ]

印刷の紙不足について

デザイン事務所を営んでおりますが、普段紙媒体の印刷はネット印刷に依頼しております。
今回も、クライアントより、フライヤー30,000部の依頼をいただき、デザインが校了したので印刷を発注しようと思ったところ…。
なんと、紙不足の影響で受注制限がかかっていました。
各社のホームページを見ると、紙の供給減と年度末の繁忙期が重なり、一時的に紙が不足しているとのこと。
しかし、紙の値上げと印刷業者の戦いがあったことが原因ではないのか、と私は推測しています。
どちらにせよ、クライアントには説明していますが、価格の高騰よりもそもそも印刷できないというのは、かなり痛手です。
このような状態はいつまで続くのでしょうか?
印刷や製紙会社の方に、教えていただきたいです。

回答

偶然が重なっているだけでしょう


製紙会社を営んでおります。
私どもも、印刷会社とお付き合いがあるので、お話を聞いていると、相談者さまのおっしゃるような理由も、全く無い訳ではありませんが、一番は、色々な偶然が重なった結果だと感じています。
ここ数年のペーパーレスが響き、2018年の夏から大王製紙や三菱製紙という大手の製紙会社が、紙の生産力を2割ほど削減しました。
と同時に、2018年は台風や豪雨、地震などの自然災害が各地で起き、工場を動かせないという非常事態が起きました。
もともと2割削減していたところに、トラブルが重なり、例年以上に生産力が落ちているというのが、紙不足の実態です。
また、年度末や新年度というのは、新しい印刷物(名刺・チラシ・会社案内など)を多くの企業が印刷をします。
新元号が発表されるタイミングで、4月スタートのカレンダーなどを制作する会社もあるでしょう。
このように、偶然に偶然が重なった結果、これまでにない紙不足が起きている、ということです。
また、これまであった「再生紙」の生産が止まっているというのも紙不足の大きな理由です、
原因は、再生紙の材料となる古紙が、中国に輸出されているからです。
国内に材料が無くなってしまったので、古紙を使って作られているダンボールの価格も高騰しています。
この紙不足ですが、実はいつまで続くのか見通しが立っていません。
なので、あまり大部数を受注するよりも、小ロットを細かく受注していくほうが、デザイン会社さんにとっては安全かもしれません。

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